実に惜しかったチーム打率3割達成の夢

爆打線で数々の記録を打ち立てた2003年のホークス打線。一時はチーム打率3割達成も夢ではないかと思われましたが、結局、打率.297と惜しくも3割達成はなりませんでした。足を引っ張ったのは誰であるかは、ファンなら誰もが知っているでしょう。そう、あの真面目な王監督さえも冗談交じりに「鳥越の打撃には期待していない」と言うほど、シーズン中の鳥越裕介は打てなかった。まさに打てない男の代名詞。鳥越が打点を挙げると負けないという神話は、逆に言うと鳥越に打たれてしまうと打線が止まらないということの裏返しでした。
というわけで、今回は「鳥越があと何本ヒットを打っていればチーム打率3割達成できたのか」を考えてみました。もしかしたら計算間違いがあるかもしれませんので、興味ある方は電卓を脇に置いてお読み下さい(^^;)

考察

2003年のホークス打線、詳しくはチーム全体で4926打数1461安打で打率.297だった。同じ打数の場合、もしも計1478安打だったならばチーム打率ジャスト3割になる。つまり、3割達成に足りなかったのはヒット17個だった。


さて、鳥越の2003年の打撃成績を洗うと、264打数56安打で打率.212。悲惨です。柴原なんか前半腰痛だったのに142安打ですよ。
でも、もし鳥越が17安打多い73安打だったら打率.277ってことになるので、これはちょっと荷が重いかな(失礼!)。
そこで10安打だけ増やしてもらうことにして、代わりに四球や犠打で打数を減らしてもらうことにしてみましょう。この場合、チーム打率3割達成のためには、鳥越は13打数減らした251打数66安打、打率.263が必要となります。でも13打数減らすというのもかなり大変そうですね。


というわけで、最後の手段。やっぱり鳥越ひとりに責任を押しつけるのはやめて、鳥越以外の人にもっとヒットを打ってもらいましょう(笑)
たとえば、鳥越を除く先発野手8人がヒット2本ずつ増やせば、鳥越はヒット1本増やすだけで、チーム全体でプラス17安打のノルマがクリアでき、めでたくチーム打率3割達成となります。鳥越ひとりに17安打増加を期待するより、こちらの方がよほど現実味がありそうな話だと思いませんか?

結論

鳥越があと1本、他の8人の選手があと2本ずつ多めにヒットを打っていれば、チーム打率3割を達成できるはずだった。


ひとりひとりにならせば、シーズンでたったヒット2本。しかし、されど2本…ということでしょうか。


ちなみに鳥越は昨年12月6日にめでたく結婚(入籍)しましたが、どうやら背番号6にちなんでその日を選んだそうです。おまけに、なんと6年越しのゴールインでもあったとのこと。家庭共々、これからも堅守で頑張ってもらいたいものですね。

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